2014年7月29日星期二

失恋をきっかけにリストカットにはまる


 両腕は昔の傷のようで治癒して目立たなくなっていたが、ミミズ腫れのような傷痕が無数にあった。よく眺めると首筋の左側にも二本の切り裂いた傷跡があり、痛々しく残っていた。

 「リストカットは、学部の頃から。きっかけは失恋っていうか、好きな女の子に相手にされなかったのが原因だね。切ると楽になるのがリストカットを続け ちゃった理由だけど、何度か本当に死にたくて切ったこともある。それと、まわりの興味を惹きたかったからかな。でもね、切れば切るほどみんな逃げていっ た。本当にみんな逃げていく。切ることで、まわりの同級生とかその女の子に心配かけたかった。大丈夫? って言われたかった。学部のときに好きな女の子を 追いかけていたんですね。山村さんって子だった」

 山下氏の出身は、大分県の過疎地域である。世間体が強く、有名大学や有力資格の取得者が褒め称えれて、町中の話題になるという傾向があった。山下氏の母親はその価値観を踏襲して、山下氏に子供の頃から「勉強しなさい、いい大学に行きなさい」というのが口癖だった。

 小学校低学年から勉強ばかりだった。学習時間が長く、友達と遊ぶことはあまりなかった。母親に言われるままに予習復習を欠かさず、小学校時代から成績は トップクラス。学校内では勉強ができると評判だったが、いつからかイジメられるようになり、人間関係は消極的になる。女子にモテるどころか、同性の友達も いない。恋人ができるどころか、女性との会話はほとんど経験がないまま高校を卒業して、某帝国大学に進学している。十八歳で地元を離れている。

 上戸彩に似ているという山村さんと出会ったのは、大学3年のときである。

 「山村さんは同じ大学の学科でした。○○大学工学部応用化学科の同期ですね。大学3年のときに一緒に授業を受けるうちに好きになって、初恋みたいな感じ かな。一緒に学食にいくくらいの仲にはなって、女性の友達が初めてで、いつからかは朝から晩まで山村さんのことを考える状態になった。しばらくして、僕か ら付き合いたいって話したんですね。無理って、一言で断られた。山村さんも喜んでもらえると思って、想いを伝えたのにショックで、それから精神状態がおか しくなって不眠が始まりました。その日から夜眠れなくて、今度は起きれなくなって、学校の授業を休んだり、アルバイトもできなくなった。しばらくして長年 付き合っている彼氏がいるって判明して、全然知らなくて、一方的にふられた衝撃が大きくてリストカットをするようになった。精神的にツライときに手首を切 ると楽になるって記事をインターネットで見つけて、それでやってみたら本当にすーっと楽になるのでハマってしまった」

 一言で「無理」とフラれても、山村さんを諦めることはできなかった。学校に行って教室に山村さんがいると、どうしても彼氏の存在を考えてしまう。嫉妬心と絶望感で頭がおかしくなりそうになり、自宅だけでなく、学校のトイレでもリストカットをするようになった。
タオバオ代行

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